社員インタビュー: フロントエンドエンジニア

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岡山から東京へ

大学を卒業したあと知り合いに紹介された岡山の開発会社で 3 年ほど働いていました。スーツを着るのが嫌という理由で新卒一括採用から逃げ続けていたところを拾ってもらった形です。そこでは主に cordova と Angular でスマホアプリを作ったり Google maps と d3 を使った自治体向けのデータ可視化案件なんかをやっていました。裁量を与えられていましたしやり甲斐のある仕事ではあったんですけど、一方で地方に住みながら独力で技術にキャッチアップすることの難しさも感じていました。周りにはフロントエンドの技術のことで相談できる人もいませんでしたし、おもしろそうだと思ったエンジニア向けのイベントはたいてい東京開催でした。JMDC に入社してからは東京の地の利をひしひしと感じています。エンジニア向けのイベントに気軽に行けるようになりましたし社内のエンジニアも優秀な方ばかりで日々刺激をもらっています。

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JMDC に入ってよかったこと、成長できたこと

入社直後から Pep Up のフロントエンド全般を任されました。Pep Up はいわゆる "Rails way" で作られた MPA アプリです。バックエンドのコードはテストも充実しており手入れされていたのですが、私が入社するまでフロントエンドに強いメンバーがおらず特に css のコードはスパゲティ化していて `!important` が多用されるなど手をつけられない状態になっていました。そこで webpack を使ったビルド環境を整備し、 React と styled-components で徐々に置き換えていきました。ちょうどこの時期は Rails を使う他の会社からも同じような境遇の話がよく漏れ聞こえていましたし、技術的に最前線とは言えないまでも価値のある知見を得られました。某メガベンチャー出身の方が部署内にたくさんいて、その人脈を通じて鮮度の高い業界情報が集まってくるのは東京ならではだなと思います。

 

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フロントエンドエンジニアとして今後取り組んでいくこと

Pep Up は MPA でやってきましたが、 SPA に比べて開発の速度が出にくいと感じます。ルーティングをサーバ側に任せると UI を組むのにもサーバ側の事情を考慮しなければいけませんから。サービスが大きくなったことでコードも硬直化してきているので、今後はマイクロサービスに切り分けていくことも視野に入れる必要があります。テストもしやすくなるので SPA 化は進めていきたいところですね。それから企画や施策のデリバリー速度も改善したいと思っていて、デザインシステムの策定はその一環です。開発プロセスから属人性を減らし、誰が実装しても統一感のある UI を高速に作れるようにシステムを整備してフロントエンドの生産性を引き上げていきます。

 

インタビューイー:ペップアップ部所属

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