グーグル、グリーを経てクービックを創業。EXITしたのち、2023年12月にJMDC執行役員に就任した倉岡さん。現在はプロダクトマネジメント体制構築から、PHRサービス「Pep Up(ペップアップ)」をはじめとするサービス・プロダクト事業グロースに携わっています。
倉岡さんはJMDCを「豊富なヘルスビッグデータを蓄積する高いポテンシャルを持つ会社」と評価する一方で、プロダクトを通じてデータを活かした価値提供をすることにより、より直接的にユーザーや社会に役立てることができるのではないかと考えているそうです。
「データとICTの力で、持続可能なヘルスケアシステムを実現する」が当社のミッション。ヘルスビッグデータのポテンシャルを真に引き出すには、プロダクトの力も必須です。そのキードライバーの一つがプロダクト開発力。そのため、テック系人材が活躍する“プロダクトの会社”としても進化させたいと思っています。
2023年に就任し、1年でさまざまな改革を進め、プロダクトマネジメント体制再構築から事業運営までを再構築。テック系人材がより活躍できる環境を整えてきた倉岡さんは、JMDCのどのようなところに魅力を感じて参画したのでしょうか。また、JMDCの今後についてどのように考えているのでしょうか。
<プロフィール>
倉岡 寛(くらおか ひろし)株式会社JMDC 執行役員兼CPO(Chief Product Officer)
2007年に東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻を卒業後、グーグルに入社。検索エンジン担当のプロダクトマネージャーとして、日本における検索シェア拡大に尽力。2011年4月、グリー入社。米国法人の立ち上げやプラットフォーム事業の企画責任者、新規案件プロジェクト事業部長などを歴任。2013年10月にクービックを創業し、CEO&Co-founderに就任。2020年にヘイ株式会社(現 STORES株式会社)と統合し、同社 VP of Products / Chief of Staff を歴任。2023年12月にJMDCに参画し、執行役員兼 Chief Product Officer に就任。
起業を検討して気付いたヘルスケアビジネスの難しさ
――まず、倉岡さんのご経歴について教えてください。
大学卒業後、グーグルやグリーを経て、2013年にクービックという会社を創業しました。クービックは予約、決済、顧客管理をワンストップで実現するクラウド予約管理サービス「Coubic」を提供しており、2020年に「STORES」を開発・運営するヘイにグループインしました。私は同社でVP of ProductやChief of Staffを務めた後、2023年12月にJMDCに参画しています。
――これまでと全く異なる領域であるヘルスケアに興味を持たれたきっかけについて教えてください。
自分自身が起業し、経営をするなかで感じたことがありました。それは「メンタルの状態がとても大切」だということです。世の中にはメンタルを崩すことにより、本来持つ力を発揮できない方も多くいらっしゃいますよね。自分自身を振り返っても、メンタルの状態が良くないときは十分にパフォーマンスが出せませんでした。そうした経験から、元々はヘルスケアのなかでも特にメンタル領域に興味を持っていたんです。そういった経緯もあり、クービックの次のビジネスのネタを探していたときにヘルスケア領域での起業について考えました。
――しかし起業ではなく、JMDCに参画されたのはなぜなのでしょうか。
結局ヘルスケア領域で起業しなかった理由は、ヘルスケアドメインで成功する難しさを感じていたからです。改めて考えてみたところ、自分自身、業界のことを何も知らないですし、慣例などもわかりません。さらにアメリカなども含めてヘルスケア領域のスタートアップを眺めても、事業としてスケールさせることは簡単ではないと感じました。「ヘルスケアは大きな社会課題であり、需要もある。しかし、ビジネスとして成功させるには難しい」という、この業界では当たり前のことが身に染みてわかりました。
あとは自分自身が最初の起業を通じて、苦労した経験があるから、というのもあるかもしれません。最初の起業は勢いとノリで「よくわからないけど始めてみよう!」といったところがあり、結果としてなんとかなった感じではありましたが、もし次に起業するようなことがあれば、事業の進め方としてもう少し違うやり方もあるのでは?と思ったというのもあります。良くも悪くも慎重になっている、といえるかもしれませんね。笑
JMDCのすごさとはヘルスビッグデータを核とした“両輪”のビジネスを成功させたこと
――数あるヘルステックカンパニーで、次の活躍の場としてなぜJMDCを選ばれたのでしょうか。
JMDC は誰もやりたくないようなことをやりきった会社で、結果としてヘルスケア周りのビッグデータを有している唯一無二の会社だと思ってます。JMDCの創業者である木村真也さんの創業ヒストリーで特にそう感じました。私、実は“創業ストーリーマニア”なんです(笑)。木村さんが40歳のころに紙レセプトのデータベース化の可能性に気づき、JMDCを起業された話には「なるほど!」と唸らされました。
これは大変凄いことだと思っています。なぜならば、データが大事であることは多くの方がわかっていても、それを実際にやるのかと言ったら手間で面倒なため誰も手を出さなかった。そのデータを当初から有している国ですら、デジタル化に動いているのは最近の話です。紙レセプトを地方の倉庫までお預かりに伺い、トラックの荷台に乗せて運び、それをOCRで電子化し、マスタを作成して……というところまでやりきることは難しいし、誰もやっていなかったことでした。もし自分が起業して同じことをやれるか、と言われたら、やれないでしょう。しかし、木村さんはものすごい胆力でそれを行った。その歴史も含めて、奇跡のような会社だと思っています。
データには大きな価値があり、そのデータを保有するのは健康保険組合などの保険者。それなら保険者にとってメリットのある業務支援を行い、レセプトデータをお預かりして匿名化し、医療・製薬向けの利活用ビジネスで利益を出していく。結果的にJMDCは、保険者向けのビジネスと医療・製薬企業向けのビジネスという“両輪”のビジネスを回せるようになりました。
――アナログだった業界をデジタルで革新する点はクービックにも共通点がありそうですね。
そこは少し違いますね。クービックを創業した2013年当時は、ちょうど様々なスタートアップが生まれた時期でした。スマートフォンやAWSが普及して、比較的簡単にサービスを開発できる時代でした。スマホファーストやクラウドベースでプロダクトを開発すれば、それ以前のプレーヤーと違ったことができる。技術変化が起きたタイミングに居合わせることができ、さらにその流れにうまく乗れたところが、結果として事業をスケールさせることができたという面はあります。今の時代でいえば、AIがまさにそれですよね。
一方で、JMDCは時代の流れにのっかって事業展開した、というより、泥臭い活動を通じて、紙で保管されているアナログデータの山に価値が眠ってることを証明し、時代を作ってきた、というイメージがあります。アナログからデジタルへという流れだけ見れば現代風ですが、やっていたことは紙レセプトを全国から集めてスキャンして、クレンジングを行いデータ化する……という泥臭いビジネスです。時代の波に乗ったのではなく、いずれくるであろうデジタルの時代を創りにいったのがJMDCなんですね。
▼執行役員の久野さんの記事にて、紙レセプトをデータ化していたエピソードについて語っています。ぜひご覧ください。
――そんなJMDCで、倉岡さんはどのような役割を果たしたいと考えているのでしょうか。
JMDCに入社する前に経営陣と話をして不思議に感じていたのは、ビッグデータビジネスといえばITのイメージがあるのに、実際にはコンサルティングファーム出身者の経営陣が多く、JMDCにはあまりITのイメージがなかったことでした。このギャップはなんだろうと不思議に感じたんです。実はそれこそがJMDCの抱える課題でした。圧倒的ポテンシャルを持つヘルスビッグデータ、ヘルスケア業界との強固なリレーションシップ、そしてPep Upのような優れたプロダクトを展開しながら、なぜかプロダクトドリブンでプレゼンスが発揮できていない。プロダクト部分をしっかりドライブできる方が必要だ、そこを担ってほしいと素直に言ってもらえたんです。
たしかに私はJMDCの方たちとは少し違った経歴でここまでやってきました。そのような自分自身の経験も含めて、役に立てることがあるのではと思ったんです。
JMDCに入社して気付いた“もったいなさ”
――実際に、JMDCに入社した印象はいかがでしたか。
入社前から想像していた以上に、会社やビジネス、プロダクトなどのポテンシャルは非常に高いものがあると感じました。一方で、それを十分に発揮できているのかというと、そうではなかった。率直に「もったいない」と感じましたが、同時に取り組みを進めることによる大きな可能性も感じましたね。
――具体的にはどのような点でしょうか。
当初想定していた通りではありますが、プロダクトマネジメント体制ならびにカルチャーの整っていなさです。それゆえに、組織としての“もったいなさ”が起きていました。プロダクト開発の観点では、営業、エンジニア、プロダクトなどの各チームのコミュニケーションが非常に重要です。しかし私が入社したときのJMDCは、その連携が必ずしもうまくいっていませんでした。もちろん、個々のチームはしっかり仕事をしていると思うのですが、他部署とちゃんと肩が組めていない状態だったんです。そのため、その場では合意形成できたように感じているものの、あとから齟齬が出てきてしまうなどの弊害がありました。各組織間にコミュニケーションの壁が引かれている気がしたんです。
ただ、これは仕方ない部分もあるかなとも思いました。プロダクト開発に関わっているメンバーはそれぞれプロダクトに対する想いはあるものの、皆で同じ目線をもって推進するためのプロダクト方針が明確でなかったり、各メンバー・組織間に共通目標や言語がない。それでは一人ひとりがどんなに頑張ったとしても、チーム連携なんて取れないよねと。逆にいえば、タスクリストは大量に積まれている状況ではありました。
プロダクトマネジメント体制の構築でカルチャー変革へ
――そのような課題を解決するため、倉岡さんがJMDCに入社してから、どのようなことをされてきたのか教えてください。
入社して取り組んだことは3つあります。1つ目は組織体制の再編です。これまで事業部に紐付いていたプロダクトチームを切り出して「プロダクトビジネス本部」として再編しました。具体的にはプロダクトマネージャーやカスタマーサクセス、オペレーションなどから成る組織です。それぞれの顧客の声を大事にしつつ、一方でプロダクトとしての「あるべき姿」を見失わない形で開発ができるような体制にすることを心がけました。こうしてきちんと組織を分けること自体、会社としての方針を示す明確なメッセージになります。
2つ目はプロダクト開発組織の部長に新たにジョインいただき、エンジニア組織とプロダクト組織の連携強化を図ったことです。私自身はプロダクト組織全体の責任者として軸足を置きつつ、管掌役員の立場でプロダクト開発に関わるエンジニア組織も見ています。私と部長が連携することで、プロダクト組織とエンジニア組織がフェアにやりとりができるようになり、スムーズなコミュニケーションを実現できました。
3つ目はプロダクトのあるべき姿を指針として示し、それを具体的なロードマップに策定し、かつそれを頻度高く、声高に言い続けることで浸透させたことです。これも先ほどの組織間連携の話題になりますが、各組織のメンバーはそれぞれPep Upについて「こうしていきたい」という想いを持っているものの、多くのご期待をお寄せいただく中でお客様の要望を一つひとつ処理することに必死で、大量にタスクリストは積まれている状況のなか、プロダクトの「あるべき姿」を軸にしたロードマップなどは不在でした。
お客様の要望を実現することはもちろん大事ですが、すべて言われたとおりにするのではなく、「その要望の実現とは、こういうことなんじゃないのかな」とプロダクトの方向性に沿って考えることはとても大事です。それがないと、営業も安心して顧客と対峙し価値貢献をしていくことはできません。
また、エンジニアの仕事は単なる“社内受託開発”になってしまい、タスクが積み上がるだけでワクワクできません。他方で、エンジニアには「ロードマップがなく社内受託開発状態になっている」ことを言い訳にしてほしくないとも思いました。
――倉岡さんが入社して約1年ですが、そうした改革の効果はいかがでしょうか。
あくまで初手としてはですが、個人的には手ごたえを感じています。当社としてのプロダクト開発体制も少しずつできつつありますし、それにより組織間でタッグを組めるようになり、営業も含め色々な方と話ができるエンジニア組織になっています。営業からしても、やりやすくなった部分があると良いなと思っています。
データ基盤を整備して「データの民主化」を実現
――倉岡さんが入社してからデータ基盤の整備も進んだそうですね。
データ基盤の整備については、私は「やろう」と言い出しっぺとして発言しただけです。それをきっかけにエンジニアが自主的に動いてくれて、気づけば完成してたという感じです。JMDCではこれまで、例えば分析するために各所からデータをかきあつめて統合するために1ヶ月以上かかる場合などもありました。そこでデータ基盤を構築することで、もっと早くできるのではないかと考えたんです。社内のエンジニアに現状確認と基盤構築をお願いしたところ、法的に問題がないかどうかまで確認しながら、爆速で開発をしてくれました。
その結果、完成したのがデータを可視化するためのダッシュボードです。今まで散らばっていたデータが統合され、分析するための時間を大幅に短縮することができました。しかも、誰でも簡単に使えます。まさにデータの民主化です。
データサイエンティストのメンバーは、データを探す時間がなくなり、分析などのコア業務と向き合えるようになったため、大きなメリットに感じてくれていると思います。
――まさに革新ですね。JMDCに入社して1年でそれだけの変化を起こせるとは……。
良いと思ったら前進させることはよくあります。それでも反感を買うことなく取り組めているのは、JMDCの社風も大いに関係しています。特に経営陣からブロックされることが一切ないんですよ。むしろ後ろ盾になって変革を後押ししてくれる。信頼してもらえている感覚があります。だから、ストレスなく自分のやるべきことを進められるんです。
Pep Upを日本一のPHRサービスに
――今後やりたいことについても教えてください。
まずはPep Upを、日本一のPHR(Personal Health Record)サービス*にすることです。Pep Upは保険者**に導入いただき、その先にいる加入者に使っていただくサービスです。つまり現状では我々と契約する保険者に所属する方しか使えないわけです。それではもったいないと思うので、この制約をなくし誰でも使えるようにしたいと考えています。もちろんユーザーを増やしたいという狙いもありますが、それだけではありません。例えば、転職などでPep Upを導入する保険者から抜けると、その後のデータが追えなくなってしまいます。これは医療費の適正化などの観点から見ても損失だと思うんです。
*PHRサービス:個人が自分の健康や医療に関する情報(PHR)を保存・管理して予防や健康づくりに役立てるサービス
**保険者:医療保険制度の運営、実施主体を指し、健康保険組合、全国健康保険協会(協会けんぽ)、市町村国保、国民健康保険組合、共済組合等のこと
――仮に転職してもPep Upを使い続けられれば、ずっとデータが継続して蓄積されるわけですね。
はい。そのためにはマイナポータルと連携し、各個人のデータを引き継げるようにしたいですね。マイナンバー自体が、そうしたハブになろうという試みを持っていますし。それから企業も巻き込みたいです。企業は働く社員に健康になってほしいという想いがあり、その結果として生産性が高まることも期待しています。そこにストレスチェックや、グループ会社の提供するメンタルヘルスケア領域のサービスを通じて、Pep Upがうまく参入できるのではないかと考えています。
▼JMDCでは、企業向け健康管理サービス「Pep Up for WORK」も開発・展開しております。
――健康経営は現在、大きなトレンドにもなっていますからね。
さらにPep Upの大きな特徴として、マーケットプレイスであり、メディアであり、一つののプラットフォームであるという点に注目しています。Pep Upはユーザー数もかなり多いため、ヘルスケア関係のデバイスや健康器具といったアイテムや、睡眠アプリなど我々が持っていないプロダクトへの送客に活用できるんです。広告としても機能しますし、アンケート情報などとも掛け合わせながら、価値の高いデータを集めることができます。
目指すのは「イノベーションが勝手に起こる環境」
――Pep Upの可能性がさらに広がりそうです。
データ基盤を整備したことで、JMDCには「イノベーションが勝手に起こる文化の浸透」を期待しています。特にデータサイエンティストは分析の時間的コストが大幅に削減されますから、そのリソースを活用して新しいモデルを作ったり、イノベーションに繋げてほしいと思います。それが新規サービスにつながっていくのではないでしょうか。そのくらい、当社が有しているビッグデータには価値があり、まだまだそのポテンシャルを十分発揮できているとは思っていません。
もう1つは「面白いことがあるならやろう」というカルチャーの醸成です。これまではデータ分析をするために他部署の方と調整が必要だったりして、「申し訳ないからやめよう」みたいな遠慮が生まれることもあったと思います。しかし、誰もがデータ基盤を使えるなら、それもなくなるでしょう。その結果、プロダクトも強化されて、JMDCが“プロダクトの会社”としても認知されるようになるのではないでしょうか。現状の“データの会社”というイメージも重要ですし、ヘルスビッグデータあってのJMDCだということも承知しています。しかし、現状ではプロダクト成分が少ないため、そこをさらに増やしていきたいですね。
Pep Upの可能性が知られていないのはもったいないですし、採用面談で意欲のある方と直接話せるなら、他社には負けない自信があります。課題なのは、まだそこまで進んでいない方に伝えられていないことで、「コンサルタントが多い会社」なんて誤解もあるんです。JMDCはコンサルタント、企画、エンジニア、データサイエンティスト、医療専門職など多くのプロフェッショナルが集まるデータの会社であり、プロダクトの会社で”も”ある。そこを打ち出すことで、JMDCの魅力を正しく伝えていきたいです。そういった多種多様な人材が自然にコラボレーションし、結果イノベーションが勝手に起きていくといいですね。
――そのためにもまずはPep Upを拡大することが鍵になりそうですね。
国内最大規模のPHRサービスなのに認知度が高くない。それは本当にもったいないことです。認知度を上げることで、JMDCがデータを軸にイノベーションを起こせる環境だということも伝わるし、かなり会社のイメージも変わるのではないでしょうか。JMDCは本当にポテンシャルのある会社なので、しっかり伝えていきたいですね。
――最後に起業家としての目線からJMDCについて思うことを教えてください。
私のように起業して一度EXITして、そこから転職することは比較的珍しいキャリアだと思います。日本では投資家や連続起業家になる方が多かったりしますよね。私自身、次もまた起業するんだろうな、と漠然と思っていましたし、周りからも「よく転職したね」と言われることもあります。では、なぜJMDCに入社したかといえば、“でかいことに携わりたい”という欲求を持っているからなんです。JMDCはヘルスケア領域で大きなポテンシャルを持っているけど、まだ発揮できていないことがある。発揮できれば大きなことができるのではないか、社会に貢献することができるのではないかという想いで、私はいまここにいます。
実際、JMDCに入社してその環境はあると思っていますし、朝起きて「今日仕事が面倒だな」と思うことが一度もないんです。それはきっと、“でかいことを楽しめる環境”がJMDCにあるからだと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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