お知らせ:自社プロダクト「健康年齢」がグッドデザイン賞2019を受賞しました

JMDCのキラープロダクトの1つである「健康年齢レポート」が掲題の通り大変光栄な賞を頂きました!(パチパチパチパチ)

 今回は、健康年齢グループを率いるポピュレーションヘルスマネジメント部副部長からこの喜びをお伝えしていただきます。

健康年齢レポートって何?

その名の通り、このプロダクトは個人に対して健康年齢をお伝えする情報レポートです。では、健康年齢とは何でしょうか?健康年齢はJMDCが独自に開発した健康指標であり、健診や人間ドックの結果を分かりやすく年齢で表します。実年齢より健康年齢が高かったら悪く、実年齢より若かったら良いという指標です。

その計算ロジックは下記の通りとなりますが、単純に年齢別の健診値の平均から計算している訳ではありません。健診結果と医療費の関係に着目している点がミソです。この計算ロジックは民間で最大級の医療データベースを保有しており、かつ高度なデータ解析能力のあるJMDCだからこそ開発することができた指標であると自負しております。

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どこで手に入るの?

最も多く流通しているのが健康保険組合です。JMDCとご契約頂いている健保の加入者さまに対し、Pep Up(ペップアップ) というアプリを介してレポートを配信しています。また、国民健康保険・共済組合の加入者さま、人間ドック・健診センターの受診者さまなどにも紙のレポートを提供しています。

また、健康年齢はWebAPIとしても提供しているので、保険会社のWebサービスをはじめ、他社さまのヘルスケアサービスの中に組込んで頂くという提供方法もあります。(例 沖縄セルラー電話株式会社 JOTOホームドクター)

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現在、健康年齢のユーザは約100万人おり、より一層拡大中です。ユーザアンケートでは、健康年齢レポートの提供により60%の方々が意識/行動変容があったと回答しています。この高い意識/行動変容効果を武器に更にユーザを増やしたいと考えています。

なぜグッドデザイン賞へ応募したか?

JMDCは基本的に医療データを解析する企業ですので、プロダクトを作るためのパーツのほとんどがデータ、つまり無形となります。無形であるデータをどのように伝達するかが鍵となりますが、健康年齢レポートは一般の健診・人間ドック受診者をターゲットに、健診結果を年齢というインパクトの大きい形態に変換することで健康への気付きを与えています。

不特定多数が閲覧するレポートである以上、ビジュアルにこだわるのはもちろんですが、このレポートにおける健康情報の伝達コンセプトが情報デザインとして大きな価値を持っている点に着目し、グッドデザイン賞への応募に至りました。

展示品のサンプルとしては紙に印刷したレポートを提供していますが、レポートの価値はそのビジュアルデザインというより、健診結果が悪くても無視しがちな方に対してインパクトのある指標で心を揺さぶる点や、JMDCのビッグデータを使って同世代の平均との比較をしている点の方が大きいと考えています。

優れた意匠のプロダクトが多く出品される中、情報デザイン系プロダクトとしての応募は大きなチャレンジでしたが、見事に受賞できたのは本当に嬉しい限りです。応募した本人(ポピュレーションヘルスマネジメント部副部長)は、実はラグビー日本代表と同様、勝利を確信していました。

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今後のJMDCのプロダクト

JMDCには健康年齢の他にも、ヘルスケアプラットフォームであるPepUpや健康相談チャットアプリClintalなどの健康増進や行動変容を目的としたプロダクトがあります。健康増進・行動変容には伝える力がとても重要です。洗練された意匠のみならず、健康情報を伝達するタイミング・表現方法など、健康増進・行動変容効果を高めるUXを追求していきたいと考えております!

 

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